狂いの始まり

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「はぁ、せめて昨日の内に言えよバカヤロー」 「ハハ、母さんもお前を心配して言わなかったかも知れんぞ?」 母さんのは心配じゃなく嫌がらせだろな 「おっと、俺はもう行かなきゃな……あ、そうそう、瑠羽ちゃんに言っといたからなんかあれば瑠羽ちゃんに言えよ?」 「了解。行ってらっしゃい」 「おう、行ってきます」 ドアを開け出ていく親父 ここで瑠羽について話しておこう 神野 瑠羽(カンノ ルウ) 近くの神社に住む一つ年上の幼なじみ 俺の唯一の理解者であり、お姉さん分 緑の澄んだ瞳と、水色に染めた髪が特徴的 無口であるが自分の気持ちに正直な女の子(いわゆるクーデレ?) そして瑠羽は俺の症状を知っている ずっと前に廃倉庫に迷いこんで来た時見られた 殺人衝動を抑えてる間に母さんが連れ出してくれた あと十分遅かったら殺してしまっただろう
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