狂いの始まり

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すこし時間が経ち、学校に行く準備が完了したころ…… ピンポ~ン♪ ドアホンが鳴り響く 「ハイ、魔崎です」 「………瑠羽です」 「あっ、ちょっと待ってて」 「………わかった」 ガチャリと受話器をおき、窓の鍵を確かめる 全部閉まってるのを確認し、外にでた 「ごめん待った?」 「………別に」 「ん、じゃあ行こ」 「………鍵」 「ヤベ、ちょっと待ってて」 ドアの鍵を閉め忘れてたのでキッチリ閉める 「サンキュ瑠羽」 「………いい」 「そっか、行こ」 仲良く手を繋ぎ歩きだす 瑠羽が通ってる高校は、俺が通ってる中学の歩いて5分ぐらいの所にある だから放課後になると校門の前には中学生と高校生で混じり会う 「………症状………どう?」 「ん?あぁ、今日はいつもより楽だった」 「………無理………してない?」 「大丈夫、一応頭痛止めの薬は持ってきてるしね」 「………何かある時………呼んでね」 「うん。ありがとう」 話し合いながら歩いていると、先に瑠羽の高校に着いた 「んじゃ、帰りにまた」 「………行ってらっしゃい」 「うん!行ってきます」 瑠羽と別れてすぐに学校に着いた
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