狂いの始まり

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「ういーす」 「おはよう」 「朝からテンション低いな」 「うるせ~バカヤロー」 いつも通りの挨拶 またいつも通りの授業があると考えていると先生が入って来た 「おーす、早速今日の予定を確かめる前に転校生を紹介する~。仲良くやれよ~」 転校生のひと言で教室がざわめく 「先生、女子ですか?女子ですよね?女子じゃなきゃ許さんぞ!?」 「安心しろ~、期待通りの女子だ~。オプションに帰国子女付きだ~」 「「「いやっほー!!」」」 男子のほとんどが喜ぶ 俺? 俺もモチロンはしゃいださ 周りより控え目だけどな 「んじゃ紹介するぞ~。お~い、はいれ~」 ガラガラガラと音をあげドアが開く そこには、肩まで伸びた金髪、オレンジ色の澄んだ瞳、ルックスは上の上といえる、綺麗な女子だった (瑠羽と並んだらイイな……) モチロン目の保養的な意味で ――見ツケタ――
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