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「美紀?どこにいったの?」
私はお風呂場をぐるりと見回した。
「真実?」
私が遅いから恭子も中に入ってきた。
「美紀、居ないの。」
「消えたってこと?どうせ風呂釜にでも隠れてるんでしょ。でてきたらどうなの?」
恭子は叫んだ。
恭子の声がこだまする。
「いい加減に」
恭子が風呂釜の蓋を外そうとしたときだった。
突然蓋が動き、手が飛び出した!
私たちは悲鳴をあげながら、お風呂場を飛び出てそのまま廊下を走っていった。
どこかに直美がいるはず、と。
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