友達

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「梨華ちゃんの親が電話してきたもん。あなたの家に私の娘がおじゃましていませんか?って。」 直美は言った。 「それが事実なら警察沙汰だね。」 恭子は言った。 「それならさぁ、今日の放課後、試しに行ってみない?四人で。」 美紀がとんでもないことを言い出した。 「さっきから話聞いてた?」 私は思わず美紀に言った。 「行ってみないと、わからないよ。『百聞は一見にしかず』って言うじゃない。」 「そうよ、行ってみよう?」 恭子も賛成側についてしまった。 「どうする?直美。」 私は直美に反対して欲しかった。お化けとかそういうの苦手なの。 だから言うときわざとウインクしてみた。 「うーん。あたしも気になるし、行きたい。あと真実がなんか気持ち悪いし!」 「それひどい!もー。あははは!」 結局私たちはその日の夜に、噂の廃屋に向かうことになった。
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