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この廃屋は一階建ての木製。 見たところあるのは突き当たりまである廊下と、いくつかの部屋。 どの部屋から行くかを四人で相談する。 「手前から行く?」 恭子は提案した。 「そうだね、それが一番良いかも!」 美紀は言った。 「確かに。じゃあそうする?」 私は直美に言った。 すると直美は、 「ごめん!なんかトイレに行きたくなっちゃった。先にまわってて!」 と廊下を走って行ってしまった。 「緊張したのかなぁ?」 美紀が言った。 「そうかもね、かなり雰囲気あるところだし。」 恭子はまわりをきょろきょろみながら言った。 「まぁ、先にまわってみようよ。」 私は言った。来たからにはもう戻らないぞ!
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