『赤い糸』

2/41
前へ
/287ページ
次へ
「いい年して、何やってんだか・・・。」 私は、独り言を呟いた。 思っていたよりも、大きな声が 出てしまったため、慌てて周囲を見回すが、 誰も気付いた様子はなかった。 私は、とあるブランド店に来ていた。 お目当ては・・・、 アクセサリ-だった訳だが・・・、 私には、やはり分不相応だったようだ。 ショ-ケ-スの中の 華やかなアクセサリ-達。 そして、華やかすぎる値札に 私は圧倒されていた。 私は、ため息を吐きながら、 昨夜の事を思い出していた。
/287ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加