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バーテンダーは真剣な趣でこちらを見て窺っている。
「今度・・連れてきてもいいでしょうか?」
「勿論ですとも、是非ともお連れになって下さい。お待ちしておりますよ」
バーテンダーは嬉しそうに笑顔をみせてそう言うと、別の客に呼ばれ、その場を離れていった。
わたしはグラスに半分ほどになったチェリーブロッサムを空け、離れていったバーテンダーに指で合図をして御代わりを注文し、再び窓にみえる桜に目を向け、考え始めた。
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