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この勝利によってその名声を高めた国家代表ベルンハルトは、自らを皇帝と称し、国号をドラッフェンブルク帝国と改めて富国強兵を主眼に据えた政策を実行。
U.S.A.の影響が途絶え、紛争が渦巻く宇宙に新たな秩序を築くために外征を開始した。
シュヴァルツ回廊で英雄となったコンラートと四提督達は互いに切磋琢磨して功を挙げ、驚くべきスピードで各国の紛争を平定していった。
ドラッフェンブルク帝国はU.S.A.の轍を踏むまいと、
「畏怖されど軽蔑されず」
をスローガンに緩やかに各国に勢力を及ぼし、通商の要所たる各回廊を支配した。
帝国による「新たな秩序」が確立すると皇帝ベルンハルトは盛大な式典を催して、その席上で帝国勃興の英雄達に称号を与えた。
速攻の名手たるヴァルター・ルーデルに雷龍将
攻防万能の知恵者ジークフリード・モーデルに水龍将
猛攻で知られるヨゼフ・リンツァーに豪龍将
不屈不退転の闘志の持ち主エルネスト・フォン・シュナイダーに闘龍将
そして、最大の功労者たるコンラートを
「宇宙を征く巨龍の如し」
と評して征龍将の称号を与えた。
ここにドラッフェンブルク帝国と五龍将の時代が始まったのである…
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