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人類がその生活圏を宇宙へと拡大し様々な国家が形成された。
新国家群の基幹となったものは惑星開拓を行った企業であり、彼らは都市を形成し周辺惑星を開拓していく中で存在が肥大化していった。
領域の拡大と人口の増加に伴い、時の地球政府は企業への自治を認め、やがて彼らの中に地球からの独立の気運が生まれたのは当然のことであったろう。
革命、交渉、戦争、講和…数多くの国家が形成される過程で絶えず繰り広げられた円舞曲。
常に踊り手であり続けた地球はその身を疲弊させ、人類発祥の地である以外の全てを失っていくことになっていった。
そして人類の中心が宇宙国家群に移り変わった時、各国家群の代表達が話し合い、かつての西暦のような人類共通の暦を制定した。
統一宇宙歴の始まりである。
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