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ベルンハルトは不退転の決意を持って戦いに臨むことを宣言したが、敗北は決定的であり国の滅亡は約束された不可避の未来であると政府首脳は予測した。
ベルンハルトによる不退転の宣言の翌日にU.S.A.側が宣戦布告を行い、ついに戦端が開かれた。
U.S.A.の軍事行動は平凡にして無個性であったが、圧倒的な物量によって戦いを有利に進め、ゲルマン連邦側は辺境惑星の地上戦でささやかな勝利を重ねただけであった。
しかしU.S.A.側はゲルマン連邦のあらゆる勝利を許そうとはせず、揚陸部隊を撃退したゲルマン連邦軍の地上基地を衛星軌道からの攻撃で捕虜となった友軍ごと焼き払った。
自衛能力を失った惑星はU.S.A.軍の欲っするままに蹂躙され、金品は略奪され、女性は連れ去られた後に変わり果てた姿を荒野にさらしたという。
初めは打倒U.S.A.の一念に燃えた国民も、辺境惑星の惨状を知ると明日は我が身に起こるやもしれない惨劇に恐怖した。
国全体が恐怖に震える時、彼らは現れた。
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