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『ねえねえお姉さんたち仕事してる!?いい仕事紹介しようか!?』
りんは何の事か分けもわからず、
幸たちの後ろに隠れて
男と話さないようにしてた。
幸は今会ったばかりのはずなのに
楽しそうに会話して
そして名刺を貰ってた。
幸『働きたくなったら連絡するねぇ
じゃあねえ。
りん行こう。』
りん『今の誰!?知り合い!?』
幸『スカウトだよスカウト。
キャバクラのスカウトでああやってナンパするみたいに新しい女の子探すんだよ。
キャバクラする気ないけどかっこいいお兄さんなら暇潰しに話すんだぁ。』
りん『へぇ』
その時はりんは女好きがする様な仕事だし、ラクそうだなぁって思った。
でも後でスカウトの大変さがすぐわかる事になる。
それからだ
スカウトとナンパの波が来たのは。
次々に話しかけられて、
そのたびに幸たちの足が止まり、
前にぜんぜん進まない。
幸『りんも話しなよぉ?』
幸が笑いながら言ってきた。
りんはちゃらいナンパ男に興味なかった。
しかもナンパして来る男はぜんぜんかっこ良くないし。
話しかけられてもケータイ触りながらほぼ無視。
りんは首を横に振った。
そして会話してる幸たちの後ろを冷めた目で見てた。
ナンパ男と話して
何が楽しいんだろう?
嘘の固まりじゃん。
りんは2年前まで地元でナンパされては楽しく遊んでた時期もあったけど。
最近別れたばかりの彼氏の異常なほどの束縛のお陰で遊べなくなり、
考え方が少し真面目になってた。
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