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家に帰り
俺は叫ぶ。
「魔王やめたいんすけどおおおおお!」
また俺の部屋でテレビを見ながらくつろいでいるヘルガにダメもとで言ってみた。
「私が無職になるので駄目です茄子野郎」 ハイ、駄目でした❤ 「顔色悪くねえし痩せ形でもないから!!っつかこの現代に魔王の必要性なんてねえじゃねえか!!!」
言った瞬間、ヘルガが一瞬で俺に近づき手に持っていたあたりめを俺に突きつけた。
「…少し、昔話をしましょうか」
「やだ」
「………断ったらこのまま喉奥を突き破りますよ?」
すごいや、あたりめって凶器になるんだね★
「解りました…聞かせて下さい…」
ヘルガが口を開く。
……………あたりめを俺に突きつけながら。
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