💠:第1章

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あたしは動揺を隠せなかった。 「えっ!?アメリカって…。そんな急に?どうして?いつ行くの?」 「落ち着いて、出発は一週間後よ。 仕事の関係だからるりあを連れて行く事が出来ないの。 心配しなくても大丈夫よ、仕事が終わったらすぐ帰って来るから。」 「ぢゃああたしはどうなるの?」 「るりあには悪いんだけどおじいちゃんの所に言ってくれない?」 「おじいちゃん家って事は……!」 あたしのおじいちゃんは エリートばかりが集まる男子校の理事長をしている。 「ごめんね。もうおじいちゃんには伝えてあるから、何かあったらおじいちゃんに言いなさい。 きっと助けてくれるわ。」 「そんなあぁ……」 どうしようもない事だって分かってるから あまり反抗は出来ない したって意味ないもんね… あたしはしゅんと肩をおろした。
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