手紙

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プルル…プルル…、、 「…ったく、誰だよ。人が気持ちよく寝てるってのに」 達也だ、めずらしい。達也は親友だが電話が掛かってくることは少ない。 「もしもし?どうした」 「おう!裕也?あのさニュースみた?」 なんだニュース? 俺がニュースなんざ見るはずもねぇ。 「見てないけど…」 「そうか、お前さ今テレビでやってる逃走中っての知ってるだろ?」 「まぁ、あの逃げ切ったら金が貰えるやつだろ?」 逃走中はいつも見てるから知ってる。 「あぁ、それが…実際に行われるらしい。」 「え?また、馬鹿なことをしようとしてんのかあいつは」 あいつとは今の天皇のことだ。 誰も逆らえないからっていつも馬鹿げたことをしてる。  
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