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第二章:過去~再び
こぉしてセイジと再会してからまたすぐに少し前に戻ったかの様に、別れてた時が嘘の様にまた幸せで誰にも邪魔されない優越感いっぱいの日々に戻った。
セイジは3人兄弟の三男だから上の兄貴2人も有名で地元の地域では派手に悪い事をする3兄弟だったからどこにいても誰も何もして来なかった。
セイジの実家でご飯を食べたり家族やお兄ちゃんと話したり前よりも充実していた。
結婚したいって想えるぐらい大好きで幸せな日々を過ごしたある日…
「綾、俺仕事でここ離れないといけなくなったから別れよぉ」
「えっ。嫌だよ。もぉ離れるのは絶対に嫌だから!!」
「ちャんとこっちに居る奴に綾になんかあったら頼むって言ってるから。」
「綾も行く。どこなの?」
「俺なんかの最後の女になってくれるのか?」
「当たり前だよ!ずっと離れたくないから」
「学校あるじゃん。寂しい思いさせたくないし親も反対してるだろ」
セイジは部落の人間だったから厳しいあたしの親はセイジとの付き合いを断固反対していた。
「そんなのいいから…学校も辞めるし親もいらない。お願い…」
「馬鹿か。学校ちゃんと行け。親は大事にしないとダメだよ」
「でもセイジと離れたくないょ」
「分かった。よくて1週間に1回しか会えないけど大丈夫?」
「うん。余裕だし。お仕事だから我慢する。綾が卒業したらセイジのとこ行く」
「そおだな。綾が卒業したら一緒に住もうな」
こおして高2の秋から遠距離になった。
それでも仲良しなままで
「おまえ会う度、大人っぽくて綺麗になってくな」
とか言われて更に化粧も頑張ったし飽きられない様に努力した。
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