第二章:過去~妬み

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「おい、綾!!」 遠くから聞き覚えのある声がした。一瞬でセイジだ!と気付いて辺りを探した。 「綾!!大丈夫か?誰にも何もされてないか?」 「セイジ…どぉしたの?何かあったの?」 セイジは走ってあたしを探し回っててくれたらしく息を切らしていた。 友達が「今日は綾モテモテで3年生にいっぱい声掛けられたしセイジ君が居ないとダメだよぉ」と笑ってセイジに言った…その瞬間セイジの顔色が変わった。 「誰だ💢お前に声掛けて来た奴3年の誰だよ!」 「どおしたの?」 「いいから誰だよ💢」 友達が「名前までは分からないけど最初に声掛けて来たのはまさとって人だったよね?」とあたしに聞きながらセイジに言った。 セイジは誰かに電話をしながら少し場所を離れた。 「何かあったのかなぁ?」不安そぅに友達に言うと 友達は「ヤキモチじゃない?まだ綾の事が好きなんだよ。きっと…あたし先帰ってるからセイジ君と仲直りしなよ」 「えっちょっと…置いてかないで…」 ちょうどセイジは電話を終えて近付いて来た。 「綾、ごめんな。」 「どおしたの?」 「何もないよ。久しぶり。お前綺麗になったな。これなら連れて歩けるよ」 「なにそれぇ~。。あリがとぉ」 久しぶりの再開なのに何故か幸せでとても嬉しかった。 セイジはぎっとあたしを抱きしめながら何故か 「誰にも触れられてなくて良かった」って言った。 その日はセイジと3時間くらい話して家まで送ってくれた。
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