~クセ者~

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京子はそう言って、職員室の方に歩いていった。 レオンは京子の後ろ姿を見ていたらあることに気づいた。 レオン「しまったぁ!! 教室が何処にあるのか聞くんだった!!」 レオンは再び焦りモードにはいってしまった。 その時、背後から声が聞こえた。 ???「あれ??レオンじゃないか。」 レオンは声の方を向いた。 そこには同じクラスのタカヒがいた。 レオンはタカヒのもとへ行った。 そして、タカヒの胸ぐらをつかんだ。 レオン「タカヒィ。入学式以来だね。」 レオンの表情は殺気に満ちていた。 タカヒ「わっ、悪かった。あの時はピンチだったからさぁ………」 タカヒの声が次第に小さくなっていくのがわかった。 レオン「へぇ……友達を裏切ってねぇーー。」 タカヒ「とにかく何でも言うこと聞くから許してくれよ!!」 タカヒはもはや命ごいをしているようだった。 レオンは周囲の生徒の注目の的になっていた。 レオン「『なんでも、ねぇ…パシリはマズイか、今度は退学になりそうだしな…』 そう。だったら教室まで案内してくれよ。」 レオンは一応まわりに気を使いながら言った。 タカヒ「ああ、御安い御用だ。」 タカヒは歩き出した。レオンもそれについて行った。
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