~クセ者~

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レオンとタカヒは教室に入った。 教室ではレオンの存在などとうに忘れ、普通の学校生活を送っていた。 レオン「そういやこんなトコだったなぁ。」 レオンの言葉にクラスメイトが一気にレオンの方を向いた。 レオンは焦った。 レオン「なっ、何だよみんなして珍しいモノを見るように目で見るなよ。」 空気を読めてないレオンをクラス中は冷やかな目線を送っていた。 ???「へぇ……キミが住吉くんか。」 レオンは声のした方を見た。 そこには銀髪の少年が座っていた。 レオン「何でボクの名を!?」 レオンがそう言うと、銀髪の少年は笑った。 鉄也「ハハッ、そりゃあ入学式にあんな目立つ事 してくれたら誰でも覚えてると思うがな。」 レオンは必死に入学式に何をしたのかを考えた。 クラスメイトの皆も考えた。 だが、全く思い出せなかった。 鉄也「全く仕方ねぇな……まぁいい、 とりあえず三人をブチのめした実力を――」 と、言い走ってきた。 鉄也「見せてもらおうかなぁー!!」 鉄也はいきなり顔を殴ってきた。 奇襲にレオンは気づかずにそのままくらってしまった。 女子「キャア!!」 男子「先生呼びに行かないと!」 クラスの女子が悲鳴をあげる。 レオン「ってぇなぁ!!」 レオンは顔を殴られたが、ピンピンしていた。 鉄也「それでこそ殺りがいがあるってことよ。」
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