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持田「ふっ。キャバクラなんてそんな甘ったるいモノは好まぬ。
オレが好むのは風俗だけだ!!」
持田の言葉に京子と久門から何かサーっと音が聞こえた。
レオン『今の内に逃げよ。』
レオンは生徒指導室から立ち去り、1年C組を目指した。
持田「あっ、まて!!」
久門「良いんじゃないんですか。」
とりあえず1年C組の目の前に来たレオンだが、早速停学処分を受けたので、
流石に気まずいとレオンは一瞬思った。
レオン『この扉を開いた瞬間にボクの高校生活が始まる…』
レオンは手に汗を握り、教室の扉を開けた。
扉を開けて教室に入るときにレオンは妙に視線を感じた。
そりゃ当然である。何せ急に教室を開ける奴がいて、
そいつは頭に包帯巻いてると来たらみんなの目線は自然にそちらに向かった。
レオン「みんな!!ボクは住吉レオン。一年間よろしく!!」
レオンの言葉で回りで会話をしていた生徒が一気に静まりかえり、
レオンの方を向いた。だがレオンは完全にスベっていた。
レオン「……………」
レオン『やばっ!!このクラス何かヤダ………』
レオンは一人冷めていた。何故ならこんな静まりかえっていて一年間過ごすことがレオンにとっては苦痛だった。
その時、扉が開く音がしたので、レオンはそっちへ向くと京子がいた。
京子「住吉くん。探したわよ!!
アンタ何考えてんの!??病院行ってから帰れて言ったよね。」
京子はクラス中からの痛い目線に気付いた。
レオン「先生もかなりイタいですね。」
入学初日だからか解らないが、この空気は異常だった。
京子「アンタのせいよ!!全く、これが初めてってのにこんな奴がいるとは。」
レオン「……ちょっぴりショック……」
京子がレオンにそう言った後に声が聞こえた。
生徒A「先生。早く終わらないんですか?」
生徒Aの目線は痛かった。
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