~住吉 レオン~

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生徒A以外にも早く帰らせろ!!というオーラがでている目線が多かった。 レオン「先生、目で訴えられてますよ。」 京子「わっ、分かってるわよ!!住吉くんもはやく席に戻りなさい。」 レオン「チッ…」 レオンは渋々席についた。 教室には机が横に5列になっていて、縦が7列あった。 レオンの席は後ろから二番目で右から三列目の所にあった。 京子「あっ、私は上原 京子よ。一年間よろしくね。」 京子は本人曰く可愛らしくウインクした。 それを見て数名のオトコは胸がキュンとしていた。 当然、レオンはそんなことはなるはずはなかった。 レオン「先生、そんなウインクは どうでもいいですからはやく終わらせましょうよ。」 レオンの言葉によって、クラスがまとまりだした。 しかし、共通点は皆早く家に帰りたいだけ。 何故か無駄に結束力は高まった。 京子「………わかったわかった。じゃあ今日はここまでにしましょ。」 京子はひと呼吸した。 京子「だけど、住吉くんは二日間停学だからね。」 京子がそう言った瞬間、クラスがざわめきだした。 レオン「しまったぁぁぁぁぁ!!!」 レオンは帰りにゆく生徒達を見ながら叫んだ。 中には笑いながらコッチを見ている女子もいる。 レオン『くっそぉ……屈辱だぁー!!』 こうして、入学式は無事にレオンの停学によって終わった。
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