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出来ればこのまま意識を手放してしまいたいのに彼の律動によりそれは許されなかった。
みちみちと彼の動きに合わせて傷口が拡がって渇いた肉がめくれて引き攣る。
あぁ悲しいかな。
あさましい俺の身体は麻痺して歓喜するんだ。
彼の一部がそこにはいってるってだけで。
ずちゅっずちゅっ
「はぁっ……あっあっ…」
次第に俺の血だったり彼の体液だったりのおかげで傷の痛みより快感が増してくる。
なるべく善いところに当たるように自分で腰を振って涎を垂らす自身を擦りあげる。
「ぁあっ…ぁっ…んっんつ」
「………っ………」
最奥を突かれて思わず彼を締め付けてしまい温かいモノが流れ込んでくる。
なるべく彼を離したくなくてもっと繋がっていたいのに身体はどうしようもなく素直だ。
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