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そうして彼がイッた後引き抜かれる余韻を味わうこともなくベッドから突き飛ばされ床に転がり落ちた。
ばたんと思い切り背中を打ち付けそのまま横たわる。
急速に体温がフローリングの床に奪われていく。
さっきまで彼が擦りあげていたそこは熱を奪われじくじくと痛み、彼の体液で濡れていて少し冷たい。
そんな暴力の延長みたいなSexの後に彼は必ず
「……タバコ買ってこい。」
と俺をおつかいにいかせる。
その時の彼の表情はいつも伺えないけど、言われた通りに服をたぐりよせコンビニに向かう。
4月とはいえ夜はやっぱりまだ寒い。
もう一枚羽織ってくれば良かったなぁ。
体温が下がる分折れてるとこの熱がリアルに感じる。
最初の頃は5分でいけるコンビニまで20分かかった。
コンビニの店員には救急車を呼ばれそうになった。
お巡りに会えば職質された。
彼が顔を殴るのをやめてくれたおかげでそんなことも減ってきたけど、かわりに40分かかるようになってしまった。
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