30人が本棚に入れています
本棚に追加
晴れて付き合うことになっても彼は女を口説く事も抱く事もやめなかった。
けど、俺にキスしてくれるし抱いてくれたからそれでも別によかった。
ムードもへったくれもなかったけど。
ほぼ彼は突っ込むだけでその他はほとんど俺がやってたけど。
けれど次第に彼は暴力がほとんどになった。
最初は訳がわからなくて泣いて謝ったけど彼は理由を言わずにがむしゃらに拳を叩きつけてきた。
殺されるんじゃないかと思ったけど彼から離れることも出来ない俺は、複数いる彼の女の一人を呼び出した。
「ぁあ…こないだいきなり呼び出されてホテル行ったんだけど」
「あいつ勃たなかったのよ。」
瞬間、体中の細胞が歓喜した。
「ははっ……あはは……」
「え?何?何笑ってんの?」
「いや、ごめん…ははっありがとう」
笑いが止まらなかった。
彼はもう女を抱けなくなってしまったらしい。
だからあんなに俺を必死で拒絶しようとしてたのか。
最初のコメントを投稿しよう!