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唇を離し、海斗が私の耳元で囁く。
「まったく…困った奥さんだ。」
「だって…」
「人が必死に我慢してるのに…覚悟するんだな。」
ｸｽｸｽ笑ったかと思えば、大きな手のひらが浴衣の上から胸を包み込んだ。
「んっ…」
「浴衣は便利だ。」
浴衣の合わせ目から手を差し入れ直に触れられると、それだけで快感を覚える。
私を見下ろす瞳に欲望の火を見つけ、私もそろそろと海斗の下半身に手を伸ばした。
あ…。
浴衣の上からそこに触れると嬉しくてつい笑ってしまった。
海斗自身も既に固く反り返っていたから。
もしかして布団に入ってからずっと…？
そう思ったら海斗の気持ちが嬉しくて、浴衣の中へ手を進めた。
ﾊﾟﾝﾂをずらし直にそれゆ触れる。
破裂しそうな程に貼り付めた中心を指でさすると、仕返しといわんばかりに胸の突起を口の中に含まれた。
「あっ…んっ」
「…ここにも痣があるな…。あいつっ…」
胸の横に痣を見つけ海斗が苛立たしく声を漏らす。
「全部消してやる。遊里、お前は俺の跡だけ残していれば良い。」
言葉使いとは反対に優しく痣を撫で、そこを口で強く吸われた。
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