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「っ…」
ピリッと痛みが走り、顔を歪める。
だけど痛みより何より…汚い痣を海斗の跡に変えられているという現実が嬉しかった。
「もっと…もっと付けて海斗。」
海斗の頬を手で包み囁く。
海斗はふっと微笑み、私の瞼に口付けた。
「仰せのままに…」
チュッと音を立てあちこちに跡をつけながら海斗が私の足の間に腕を伸ばす。
既に浴衣は紐をほどかれ、全身が露わにされていた。
私は海斗自身を握りゆっくりと扱いていく。
だけど、長い指が濡れた突起を弾いた途端に手が止まってしまった。
「あっあっ…だめっ…そんな早くしたらっ…」
激しく突起を弾き続けられ体がガクガクと震える。
頭の中には既に光がパチパチと飛んでいて、快感の果てにいってしまいそうだった。
「や、ダメ…イッちゃうっ…海斗っ!」
海斗の腕を掴み抵抗しても、逞しい腕はビクともしない。
「…イけ。」
海斗の低い声が響いた瞬間、私の体が激しく反り返った。
「――――――――っ!!!」
声にならない叫びを上げ足を痙攣させる。
「はっ…あっ…あ…」
浅く速い呼吸を繰り返し瞳を閉じていたら、休む間もなく蕾に指が侵入してきた。
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