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「や、待って…まだ…」
「…ダメだ、待てないな。」
意地悪モードに入ってしまったのか、海斗は指を奥深くまで差し入れてくる。
「あっ!」
ピリピリとした快感が残っている蕾はそれを望んでいたかのように受け入れ、指にまとわりつくように締めつけた。
「体は正直だ。」
低い吐息が耳をかすめ蕾が更にひくつく。
私の体を私よりも知り尽くした指が折り曲げられ、悦いところを軽く引っ掛いた。
「やっん!あ…」
思わず大きな声が出てしまい慌てて手で口を塞いだのに、海斗はニヤリと笑って私を見下ろす。
「…ここは離れだ。お前の声をもっと聞かせろ。」
そう言うと、指を二本に増やし更に激しく快感の強い場所を刺激し始めた。
「ひぁあっ!だめぇ…あぁ!!」
塞いでいた手など最早なんの意味ももたない。
指の隙間から声がこぼれ落ち、淫らな水音よりも大きく鳴り響く。
「あっ海斗!だめ…またイッちゃ…やぁあ!」
叫ぶように言い海斗の肩を微かな力で押し返した。
今度は一緒にイきたい。
その願いをこめ海斗の目を見上げると、その瞼に優しくキスを返された。
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