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「そうだな…俺も次はお前と一緒に…」
そう言うと蕾から静かに指が抜かれ、代わりに熱く猛ったモノがあてがわれた。
「っ…」
入ってくる。
そう思っただけで背筋がゾクゾクと粟立つ。
この先の快感は知り尽くしている。
海斗の熱い欲望が与えてくれる快感を…私の体が覚えている。
「あ…早く、きて!」
急かすように言うと、私の手に自分の手を被せ、海斗が指を絡めてきた。
「…愛している。」
真っ直ぐに見つめられ呟かれる言葉と共に、太い高ぶりが蕾を押し開く。
「っああ!あ…!!」
一気に貫かれ、体が弓の如くしなった。
「は…あっ…熱、いっ…」
灼ける程に熱い海斗自身が最奥まで私の中を支配している。
海斗の眉も歪み、荒い息が私の前髪を揺らした。
「…遊里、お前の中もいつにも増して熱いよ…。」
「海斗…動いてっ…壊れても良いから…たくさん私を…愛してっ」
海斗の唇を舐め囁く。
海斗はふっと笑って腰を引いた。
「はっ…ああっ!」
私の中を擦る感覚に唇が震える。
「…俺がお前を壊せるはずがないだろう。…こんなに愛しているんだからな。」
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