一章

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「お腹…空いてない?」 「作りたいがお前がいたら作れないだろ」 晶は聖の思いに本気で気づいていない 「早くどいてくれ」 「あ…う、うん」 聖は腰を上げ、おとなしく机の前に座る 晶はそれを確認してからエプロンを取り出し、料理を始めた ―――20分後 机の上には目玉焼きと味噌汁、ご飯、漬物に胡瓜の紫蘇漬けが並んでいた 「食わないのか?」 「………食べる」 聖は悔しそうにしていて食べる気配が無い。 作ってやろうと思ったけどもう絶対作ってやるもんか…! 何気に私のよりも美味しいし…なんかムカつくー!
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