四章

68/75
前へ
/422ページ
次へ
ゾルはそれっきり口を閉ざした。こうなったらゾルはもう何も喋らない 晶とカグラはそれで切り上げ、アエーシュマに部屋に案内して貰った 二人の部屋は同じの様で、リビングと寝室がある。ベッドは何故かダブルだ。晶達の荷物はリビングにあった 晶はベッドに座り、重々しく口を開く 「カグラ、そろそろお前の武器を作ろうと思う。刀で良いか?」 「銃では、強くなれない カグラは晶の隣に座り、晶の顔をじっと見つめる。晶はそうかとカグラの頭を撫で、何かを思い付いた 「………水は気体固体液体と変わる。その性質を活かすなら」 ブツブツと呟き近くの紙とペンを取り、何か数式を書き込む 「カグラは腕の力があまり無い。だからこそ軽量に、か」 カグラが後ろからそれを見ていると、晶はいきなり立ち上がる。どうやら考えが纏まったようだ 「前言撤回だ、絶対に完成品にしてやる!」
/422ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5100人が本棚に入れています
本棚に追加