四章

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『先のサタン、奴は元々魔神だった。ある出来事で力は失ったが、もう力は十二分に付いているはずだ 神を超えるレベルに、な だから晶には最低、神を目指してもらう。何、ただの人が神になる成るには、かなりの年数と努力が必要だが、お前の場合は少し違う 戻れば良い』 戻れば、そうルシファーは言うが晶は何の事だか分からない。自分の身について必死に思い出そうとするが、やはり何も浮かばない 「どういう事だ?」 ルシファーは尻尾を左右に振りながら、少し嬉しそうに口を開いた 『お前の父親、アイツは元神であり、その血を受け継ぐお前も神になる資質、資格は既にある』 ルシファーの言葉は晶には受け入れ難い物だった 昔から親は居なく、どんな人物か知ったのはつい先程。しかも自分は今の時代の人間ではない。そんな親が神族だ、そんな事を言われても頭がついていかなかった 「親父が神族?でも、なら何であんな所に居たんだよ。普通は神界に居るだろ」 『アイツは神であった時に魔族、俺に少し力を貸し、堕とされた』
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