五章

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「鈴、此処がゾルの学校?」 『イエスです』 「……トリ○テイン魔法学校?」 晶達の目の前には学校と言うには巨大すぎる建物があった 「職員室行かなきゃな」 オーリは早くに学校に行った様で、晶達が揃った時、もう城には居なかった なので晶達は職員室の場所が分からず、10分程校門の前で立ち尽くしていた 「………入ろ?」 そろそろ眺める事に飽きて来たのか、カグラが晶の手を引きながら学校に入って行った そしてやはりと言うべきか。晶達は早速迷った 右を向いても左を向いても、前も後ろも廊下。晶達の立っている所は天井が吹き抜けとなっており、上を向けば幾つもの階がある事が分かる 「ここは何処だ、俺達はいったい今何処に居る」 『全く困りましたね。誰か知り合いが居れば良いんですが………あ?』 鈴は突然驚いた様な声をあげ、何かを睨みつける そして呆れた様な顔をしながら顔を手で覆う 『知り合い居ました………』 鈴の見ている方向から歩いてくる影。顔は良く見ると鈴と似ていた 『何してやがるですか、姉貴』
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