五章

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『貴女こそ何をしているんですか馬鹿妹』 何かしらの火花を撒き散らす二人に、晶とカグラはたじろぐしかなかった 『城に帰って来ず、一体何処をほっつき歩いて、全く何をしていたんですか』 『別にアンタには関係ねーです。私が何をしようと私の勝手です。アンタには関係ねーです。ここ、テストに出るから覚えてやがれです』 『そうはいきません。王がどれだけ貴女の事を心配しているか、貴女に分かりますか。いえ、分かっていたらこんな事はしませんね。 さあ、何をしていたか言いなさい。全てを吐きなさい』 『うるせーです。あんな王の居る所に帰りたくねーです、誰が吐くかーです。 私を帰らせるなら先ずあの王を何とかしやがれ、アンタにあの王は更生させれねーでしょうけど。 あ、一つ良い方法がありますよ、アンタが身体差し出して“ピー”に“ピー”を突っ込んで何回も“ピー“させれば少しは更生するんじゃねーですか?』 『それが得意なのは貴女です。私はそんな野蛮な方法しません。私のは本当に好きな人の為に使います。貴女こそ差し出したらどうですか、慣れてるんですから』 『慣れてる訳ねーです。私はまだ使った事無い、完全なるしょっ…』 二人が言い争っていて中に入れなかった晶達だが、突然カグラが鈴の妹の口を防いだ
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