五章

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晶は中へ入ってオーリの側へ。椅子に腰掛けてゾルに詳しい事を問う 「奴は俺の部下に催眠をかけていやがった。どうやら俺は、サタンの手の上で転がされていただけの様だ。今日催眠の効果が表れ、国は奴に取られた この二人以外にも何とも無い奴が居たが、解散させた いつか、反撃の狼煙を上げる時の為にな アエーシュマはお前の仲間、オーリは俺が親代わり。置いて来る訳にはいかなかったんだよ 後安全な世界は此処と神界。ヴァルハラは今も侵攻されてる。神界だって余り良い状態じゃねぇ」 ゾルはアエーシュマの側に座り、一緒に餅を焼き出した 『どうやって他の悪魔を仲間にするのだ?』 見ていて腹が減ったのか、アエーシュマの問いに答えるがてら、晶も餅を焼きだした 「クエストか何か利用して行こうと思ってたんだがな…。本当に乗っ取られたんですか?」 「間違いねぇ。その証拠にホラ」 そう言って服の袖をめくるゾル。袖から徐々に見えてくる腕には、完治したばかりの傷があった 「魔法で治癒したとは言え、治りが遅い。相手はサタン。理事長室に居た所を後ろからいきなりバッサリだ。焦る焦る。逃げる事しか出来なかった」
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