五章

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「仕方ないですね。今日から反サタンの根城は此処で、俺は悪魔を集めに行きます。」 「魔界全土がサタンの手の中。それでもか?」 最悪の場合、晶は死ぬ。生きていたとしたら、捕獲されている 「大丈夫です。サタンの監視は任せます。でも、多分此処が征服されるのは1番最後。この世界は戦いを拒みますからね」 『俺も着いて行く』 「いや、オーリは此処に居てくれ。連れていくのはアエーシュマのみ。カグラ、鈴、その妹は待機だ。」 サタンに見つかった時に1番被害を少なくするにはそれが1番。その事は誰もが良く分かっており、反論は出ない いや、一人だけ反論する者が居た 『見つかりたくなければ私を連れてけです』 鈴の妹だ。何か策があるのか、連れて行かなければ損だという表情をしている 「何か策でも?鈴妹」 『椋と言う名です覚えておきやがれです 私はサタンが活動を開始するまで魔界屈指の風魔法の使い手でした。連れて行っても損にはならねーです』 策はない、と 少し期待した晶は特に策が無い事にガッカリし、反面そんな強い味方が居る事に歓喜した 「ヴァルハラに連絡とっても無駄んですか?」
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