空模様

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クド「ため息ばかりしていると幸せが逃げてしまうのですよ~」 クドはもう起きていたようだ。 りき「おはようクド。気をつけるよ」 クド「おはよーございます。リキ、髪、整えてあげましょうか?」 正直嬉しい、髪が長くて大変そうだ。 どうすれば良いか解らなかったし。 りき「それじゃあ、お願い出来るかな?」 クド「はいです~♪」 クドにブラシでとかして貰う、なんか不思議な気分だ。 クド「リキの髪の毛、黒くて綺麗ですね~」 ブラシをかけながら耳元でクドが囁く。 なんかくすぐったい。 りき「そうかな?」 クド「はいっ!とっても綺麗で羨ましいです~」 りき「この場合、ありがとうかな?でもさ…」 クド「はい?」 りき「僕は…クドの髪、好きだよ?サラサラしてるし、何より似合ってる。そりゃあ黒髪のクドを見たことないからかも知れないけどさ」 クド「…ありがとーです、リキっ」 後ろでとかして貰っているので顔はわかんなかったけど、感謝の気持ちはいっぱい伝わった。 髪の色、ただそれだけでもクドは気にしてしまうのだろう。 クド「ん、リキ。髪はどうします?おさげ?」 りき「髪型かぁ…なんか良くわからないなぁ」 クド「あっ、それでしたら―――」
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