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鈴「コレなんてどうだ?」
理「ん…」
とあるデパートの下着コーナーで選んでいる。
理「黒はちょっと…」
最初は恥ずかしくて入り難かったけど鈴に手を握られ仕方なく(?)見ていたら慣れて来てしまった。
理「そ、そのさ、鈴みたいにスポーツブラとかじゃ駄目かな?」
鈴「理樹は胸大きいんだから駄目だッ、後…アタシだって普通の下着を着るようになったんだぞ?」
理「えっ…?」
聞き間違いだと思い聞き返してしまう。
鈴「み、見せたい奴が居るんだっ悪いかッ//」
理「い、いやぁ…」
鈴が言った言葉に胸が締め付けられる。
あの鈴が…
好きな人とか出来た?
何時も一緒だった僕達。
それだけに嬉しい気もする。
でも逆に…
鈴「…ど……た?」
鈴「どうした理樹?」
上の空状態でいたので鈴の顔が近い事に気付かなかった。
理樹「あ、うん。大丈夫、どうしたの?」
鈴「理樹コレなんか似合うと思う」
白色のブラジャーを僕に重ねて微笑む鈴。
ねぇ、見せたい相手って誰?
そう聞いてしまうのは簡単だった。
でも、僕は
怖くて聞けなかったんだ―。
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