第6話 泥酔名人危機一髪?

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コレは15年くらい前の夏だった… 前の会社の気の合う連中数名で某所の河原にバーベキューに行った時の話し… その場所は幹事に言わせれば《穴場》らしい… 確かに現地に着くと、その山に囲まれた河原には誰一人いなかった… …季節的に有り得ない… カラッと晴れた天気にも関わらずなんか雰囲気が暗い… まぁ…暗かろうが、熊とか象とか出ようが(←出ません😒✋)、お化けが出ようが、《ただ飲みたいだけ》の私達には関係は無く、火を焚くと同時に… …いや…正確には火を焚きながらも缶ビールを煽り始めていた。 散々飲んで食っていると仲間内では群を抜いて酒に弱いKが、川に迫り出した巨大な岩の上で酔い潰れ寝始めちまった… (…ありゃ当分起きねぇな…) 斜めに水面に潜るような岩の上で大の字に、川の流れの音すら凌駕するが如くけたたましいイビキをかきながら…
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