第6話 泥酔名人危機一髪?

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幹事Yの話しでは、その河原で水難事故で亡くなった人が居たらしい… その亡くなった人は面識は数度しか無いがYの知ってる人で、仲間内でも、水泳がずば抜けて上手かったのに腰丈程のたいした流れも無い川で溺れたのが不思議だと噂されてたらしい。 ただ、Yは《ここらへんで溺れた》としか聞いてなく、その事件すら忘れてたらしい… まぁ、ホントにその場所がその人の亡くなった場所なのかは定かではないのだが… …恐らく地元では何か噂が広がり誰もあの絶好のポイントには近付かなかったのであろう… ただ…私は30㍍程先の対岸の岩に座るオレンジの海パンを履いた《炭酸カルシウム入り東京都指定ゴミ袋》ばりの半透明な青年がたまに気になっては居たのだが…
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