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島田さんの話しの中に、お盆の話しがあったんですね…
かい摘まむと…
お父さんの実家に初めて連れて行って貰った娘さんの話し…
その地域に伝わる風習に依ってお盆の行事の形が変わって来る。
ソコは千葉県の北らしいですが、デカイ数珠を使うんです。
数珠って言っても玉の1つが15㌢くらいですかね…
木で出来たソフトボールくらいの玉が20㍍くらい繋がって輪になって居る…
ソレを10人以上かな…
親戚縁者で持って輪になり、経文を唱えながら時計周りに回すんですね…
普通の数珠で言う、フサが付いてる数珠の中心の所はコレまた更にデカイ木の玉が付いてて、ソコが自分に来たらオデコに当てて、お祈りしなきゃならない…
まぁ、その娘さんはソノ巨大な数珠の輪の中に入り、異様な儀式の恐怖感と戦って居たんです。
徐々に集まり大人数に膨れ上がり危機迫る表情の読経集団に遂に、ソノ娘さんは限界に達し、横に居た父親に《恐い》《帰りたい》と訴えた…
ソレを聴いたお父さんは
『大丈夫。コレは私達を供養してくれてるんだから…』
と微笑んだ…
気付くと、お父さんの実家の仏壇に自分達家族の遺影が並んでた…
そこで、初めて自分達家族が死んでいた事に気付いた…
…なんて言うお話し…
…まぁ、矛盾点は多々有りますが、ソコは一先ず置いといて…
このお盆の儀式が、私の父の実家でも行われていたのをフッと思い出したんですね…
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