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確か、父の母親…
私の祖母が亡くなった翌年…
《新盆》…
《ニイボン》《シンボン》《アラボン》地域に依って呼び方は違いますが、ソノ時、ソノ儀式を父の実家で体験してました。
デカイ部屋に親戚縁者が集い、お寺の住職が、ソノ巨大な数珠を持って来る…
幼い私は何だかワクワクしてた覚えが有ります…
数珠を広げると、父の兄…今は他界してますが、いつもにこやかで、私を可愛がってくれた叔父が、何時に無く険しい表情で
『しでち…（←ヒデキ？）この輪っかん中さ、ぜってぇへぇんじゃねぞ！（←入るんじゃ無いぞ）』
そう言って来ましてね…
私は言われた通りに入ったりはしなかったんです。
所がね？
どぉ思い起こしても、その巨大な数珠の輪の中に１人居たんですよね…
その時、どぉゆぅ訳かソノ輪の中心に白い和服を着て正座していた女性…
長い白髪の髪を垂らして座る後ろ姿…
丸っきり誰か心当たりが無かったんですよ…
…いつの間にかその方の姿も見失い、儀式も終わったんで、ホント今の今まで忘れてました…
そして今回の島田さんの話しを聞き、思い出し、整理する事が出来ました。
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