第60話 夢

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あっ!って思って、記憶を辿ると意外に内容が鮮明に思い出せるんです。 それが… 毎回、私の母方のじぃさんとばぁさんが出てくるんですね… 2人ともコタツにあたり背を丸めていて、じいさんは小さな茶トラの子猫を膝に乗せ撫でては 『寒んみなぁ…ひゃっけなぁ…』 と呟いてる… そして、何故かタンクトップ1枚の元気丸出しの私は不思議がる事も無く 私『めんけぇなぁ…名前は?』 祖父『…ぽぢ…(←ポチ)』 祖母『…ロバ…』 私『どっちだよっ!(←どっちも違うとは感じている)』 祖父『…べご?(←牛)』 私『……………』 …意味不明な成り立たない会話を交わしていた。 私はやはり気になり、もう1度見たら電話してみるかと心に決めその日は寝た。 …ドンピシャ… その晩も《くま》だの《とら》だの《カピバラ》だの何だか難しい名前までじぃさんは語っていたが保々同じ夢を見た。
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