第62話 たかが幽霊…大波乱!

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数分が経ち、相変わらず微妙な間隔で二人きり… まぁ、どぉせ喋り掛けた所で無視される事だろうし、万が一にも返事された日にゃぁややこしい事になるの請け合いなんで、黙って運転手の帰りを待ったんですね… しかし、タバコ吸い終わっても、相変わらず、どぉやったらこんな事が出来るのか信号は赤のまま… 運転手は帰らず… ボチボチ飽きて来て、このままでは本能と言うんでしょうか…『この赤信号ってどぉやんの?』とか聞いてしまいそうになった頃… 『ん?😒』 ゆっくりですが、乗ってるタクシーが動き出てるんです… フロントガラスから見えてた信号が既に屋根に隠れて見えなくなって来てる…😓 運転席を覗き込むと、運転手さん慌て過ぎてサイドブレーキ引いて行ってくれなかったんですね…😱 マズい!なんだか俺…信号無視とかか⁉と思い、運転席と助手席の背もたれの上にある防犯用のシールドの隙間に身体をねじ込み、やっとの思いでサイドブレーキを引き、無事に車を停めた………んですがね… …とんでもない体制でホッとしたついでに、背もたれ&シールド&天井の思わぬトラップにガッツリとハマってプリンセス天功もビックリな脱出不能のイリュージョン…😱 …ちょっともがいてみる…✨  ↓ …状況に変化無し…😒  ↓ そして、透明の防犯シールド越しに見える花柄ブラウスの君は下を向いたまま微動だにせず…当然の事だろうが救出意志は皆無の模様…😒  ↓ …もうちょっともがいてみる…✨  ↓ …運転席側に若干ズレて状況ちょっと悪化…😱  ↓ 花柄ブラウスの君はまったく興味すら持ってない模様…😒 『そこの女人…助ける気ナッシングなら、いっそのこと笑ってくれませんかね😠』 そう思い始めた時、いきなり目の前がズバ~ッと真っ白に… そして、どこぞからか鬼気迫る叫び声の様な怒鳴り声の様なモンが聞こえて来たんですね…
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