第64話 呪い

4/7
前へ
/665ページ
次へ
その《I》先輩に《A》さんは語っていたのですが、どぉもお爺ちゃんが中々の《悪》だったらしいんですよね… その祖父母も亡くなり、その時、初めて知ったのですが、当時新聞にも載ってた飛行機の墜落事故で両親を失い、1人きりになった《A》さんは、母方の唯一残った祖母を頼り越して来た… …そしてウチの学校に転校して来たと言う訳だったんですね… 確かにフッとした時に影がある感じではあったのですが… 盗み聞きしてた私には話しの端々しか聞き取れなかったんですが… お爺ちゃんが亡くなった時に送りつけられたかした書面に《末代まで呪ってやる》と書かれてたと言うのが耳に入り、 『おいおいっ‼それってあんたも入ってんじゃね?😱』 そうツッコミ入れる寸前で自分が今、生身の盗聴器である事を思い出し、踏みとどまった…
/665ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1200人が本棚に入れています
本棚に追加