第64話 呪い

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私がカミさんと知り合い、結婚をして数年… 何かの拍子に私の中学校の話しが出た時だ… 急にカミさんが黙り込んで、決して褒められたモンではない記憶力を駆使して居るのを高みの見物を決め込んで居ると… 『その学校って…◯◯って娘居なかった?』 …アタマ便秘かっ‼とツッコミたくなるその記憶力でやっと掘り起こして出たのが苗字ではなく名前って… 取り敢えず、頼りない記憶力から中途半端な情報を収集する… ①中2で転校して来た… ②飛行機事故で両親を亡くした… ③《I》くんが好き… 最初の段階で『まさか』と思い答えなかったが、最早疑う余地は無し… 偶然にも、《A》さんは、カミさんと小学校から中1まで一緒だった事を知った… 中学生時代は手紙で近況報告をしていたらしい…
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