第67話 幼き瞳に映るモノ…

4/5
前へ
/665ページ
次へ
そんな折、爺さんには娘達より、かなり歳の離れて産まれ、待望の長男として可愛がり過ぎた末の一人息子が居ましてね… コレがまた、猫っ可愛がりって言うんですかね… 二十歳まで母親(婆さん)と一緒に風呂に入ってた様な息子でして、その大事な一人息子が結婚したんですね。 そして今年、第1子が誕生。 爺さん、初の内孫抱いて大喜び。 しかし、冒頭で言った様に人見知りしない赤ちゃん… どぉゆぅ訳か、爺さんに近付けただけで、火が点いた様に大泣きする… 赤ちゃんの親からすれば理解不能な日々が続いたのですが、理由も分からないまま、先日…爺さんはこの世を去りました。
/665ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1200人が本棚に入れています
本棚に追加