第一章~目覚め~

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目覚まし時計が鳴る。 「うるさい…」 朝起きた俺は目覚まし時計に手をのばした。 勢いよくボタンを叩く。 が、「バフッ」 俺が叩いたのは布団だった。 「あれ?いつもここに置いてあるはず…」 まわりを見ると、いつも置いてある反対側に時計があった。 昨日はきっとこっち側に置いたんだろう、と勝手に納得した俺は寝ぼけまなこで起き上がる。 しかし、そこに広がった光景は俺の寝ぼけた脳を叩き起こし、混乱させた。
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