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「んで?ドラムとボーカルも先輩に居るのか?」
「ドラムは違う地域に行っちゃう事になってバンド辞めちゃったから募集中。
ボーカルも他のバンドに引き抜かれて募集中。
そこで相談なんだけど朱里君ボーカルやってくれない?」
「…は?」
「それいいわね!アカリちゃんならビジュアル的にも結構いけそうだし!」
「…いや、なんでオレ?」
「直感。」
「…あ、そう。」
「とりあえず軽く僕たちが曲やるから適当に歌って。
今の実力見たいから。」
(勝手に話進んじゃってるよ…。
まぁ適当に音に合わせて叫んでりゃいいか…。)
演奏が始まり朱里は一回曲を聞いて、二回目から歌い始めた。
演奏が終わりスタジオ内が静かになった。
「…まぁこんな感じか?」
「…うますぎ…!アカリちゃん超イケてる!マヂ最高!あたし演奏してて超気持ちよかった!」
「まさかここまで巧いとはね!それにヤッパリ音域広かったし。いい感じ。」
「…まぁオレも気持ちよかったな。
ボーカルやってもいいぜ?
とりあえずドラム見つけたらな。」
「ヤター!アカリちゃんよろしくねぇ!」
「…ありがとう。でもドラムホントにどうしよう!」
「まぁ、今日はこれ位にして帰るよ。
オレねみぃし。」
「うん、今日はありがとう。」
「明日も来るから。じゃあな。」
「うん。またあした。」
「まったねぇ~!」
朱里は家にかえり自分の部屋き入りそのままベッドに寝ころんだ。
(まさか、オレが歌唄いやることになるとはなぁ。)
そのまま朱里はねむってしまい朝まで目が覚めることはなかった。
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