第一章

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-次の日の朝- 「おはよ。」 「あ。朱里君おはよ。」 「昨日あのまま練習したのか?」 「ちょっとだけやってすぐ終わったよ。」 「そっか。そうだ昨日の曲の歌詞書いてくれよ。 とりあえず今日中に覚えて歌えるようにしとくから。」 「ぼくもそう思って歌詞持ってきたよ。はい。」 「サンキュー。じゃあ覚えとくは。」 「…お前らぁ。何の話してんだ?」 ビクっ! 「なんだ先生かよ。」 「脅かさないでくださいよ。」 「あっはっは。悪い悪い! で何の話だ?」 「俺たちバンド組む事にしたからその打ち合わせ的なもの。」 「ほ~。短い時間で仲良くなったもんだな。 で青柳は昨日言ってたからベースとして、守翼は?」 「ボーカル。」 「ほ~。じゃあギターは?」 「二年の城湖さんですよ。」 「先輩捕まえたのか!?」 「いぇ。先輩は僕と同じ中学で中学の時から一緒にやっているんです。」 「そ~かぁ。じゃあドラムも先輩にいるのか?」 「……。ドラムは募集中なんですよ。 誰かいい人知らないっすか?」 「…俺やってもいいぞ?」 「はぁ!?先生が!?」 「できるんですか?」 「おぅ!俺は去年まで大学でバンドくんでてな!ドラムやってたんだ!」 「そうなんすか。じゃあ今日放課後とか大丈夫っすか?」 「おぅ!どこに集まるんだ?」 「青柳の家がスタジオやってるんでそこで。」 「わかった。」 「つかセンセ。HR始まりますよ?」 「そうだった!お前ら急ぐぞ!」
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