350人が本棚に入れています
本棚に追加
「ふぅん。」
~きん・こん・かん・こぉん~
「やべぇ!休み終わるじゃん!」
「僕は食べ終わったから先にいくよ。」
「裏切り者ぉ~!」
時間は過ぎて放課後。
「聡帰ろうぜ。」
「うん。」
2人はげた箱に行き自分のげた箱を開けた。
ドサッ
朱里のげた箱から手紙の山が出てきた。
「今どきオーソドックスな娘がこんなにいるとはなぁ。」
朱里は一枚手にとりましていかにもラブレターって感じの外観をした封筒を切る。
そして中身を見ると。
『やっほ~!アカリちゃん!
響華先輩だよぉ!
昨日連絡用のメルアドと電話番号交換するの忘れてたからこれに書いとくよぉ!
トーロクよろしく!
ついでにサッちゃんのもかいとくねぇ!
あたし気がきくぅ!』
それには響華と聡のメルアドと電話番号が書いてあった。
「響華バカだね。
今日どうせ僕の家であうのに。」
「まだかいてるぞ?」
『P.S. 二年のあたしの友達がアカリちゃんの事かわいいって言ってたから手紙ムリヤリ書かせてついでに突っ込んでおいたからねぇ♪
いやぁアカリちゃんモテモテ♪』
「…ムリヤリかよ。しかもこんな大量に。
迷惑以外の何者でもねぇな…。」
「25通あるよ。」
「お前はお前で数えてたのかよ?」
「何となくね。」
「まぁとりあえず行くか。」
「そうだね。」
朱里は手紙をカバンに突っ込み聡と一緒に玄関を出た。
そこに…。
「おまえらぁ。」
「なんだぃ天智のダンナ?」
「…とりあえず守翼、先生と呼べ、先生と!」
最初のコメントを投稿しよう!